画像について |
目標を達成できる人と、三日坊主で終わってしまう人の違いを明らかにするため、4ヶ月の英語学習実験、1ヶ月の運動学習、短時間の認知課題という3つの実験を異なる被験者に実施し、各実験における、完遂者(目標達成できる人)と辞退者(三日坊主)を比較しました。その結果、3つの実験いずれにおいても、完遂した人では、辞退した人に比べ、メタ認知能力や知能と関わっていると報告されている前頭極の灰白質体積が大きく(写真b,d,f)近傍の白質Fractional Anisotropy(FA)値が高い(写真a,c,e)ことがわかりました。今後、教育分野・医療分野等での個人に最適な(テーラーメード)学習・治療法開発への応用が期待されます。
この研究は、2013年度包括脳ネットワーク夏のワークショップにて「 若手優秀発表賞」を受賞しました。
|