日程:2015年12月24日(木)25日(金) 時間:両日とも10:30 - 12:00及び13:30 - 16:45 場所:京都大学稲盛財団記念館3階大会議室 参加費:無料 講師:大平英樹先生(名古屋大学大学院環境学研究科・教授) 対象:研究者・学生 定員:100名(申込みによる先着順)。定員になり次第、締め切らせていただきます。 セミナー内容: 脳は孤立した存在ではなく、身体との双方向的な機能的結合により、認知・感情・行動・意識を創発し、同時に環境に働きかけることにより適応を図っています。近年、そのための媒介要因として、身体状態の知覚である内受容感覚が重要視されています。内受容感覚は、単に身体からの信号を受動的に受け取る過程ではありません。脳内に構築された内的モデルを用いて将来の身体状態を予測し、実際の身体信号との予測誤差を計算してそれを最小化するように、内的モデルを更新し、同時に身体に働きかけてその状態を変容していく、ダイナミックな過程です。身体からの信号は多くのノイズを含みますが、むしろそれゆえに、安定した自発的な構造の創発に寄与している可能性があります。この講義では、感情、ストレス、意思決定などの事態における脳と自律神経系・内分泌系・免疫系のダイナミクスに関する知見を紹介し、そこからの示唆について議論します。 申込方法 E-mailにてお申込みください。件名に「脳科学集中レクチャー 申込み」と明記し、必要事項を記入の上、ご送付ください。 必要事項:①氏名(ふりがな)②所属・職名 ③返信用ご連絡先(メールアドレス) ※定員に達し、ご参加頂けない場合のみ、ご連絡を差し上げます。
連絡先/申込先:京都大学こころの未来研究センター・リエゾンオフィス (平日9時~17時) E-mail: kokoro-lecture@mail2.adm.kyoto-u.ac.jp