講演会「今後の自閉症研究に求められるもの?基礎研究から臨床研究まで」のご案内
米国では、自閉症対策法によって5年間で9億4500万ドルの予算が、自閉症の研究、啓発、サービス開発のために充てられています。自閉症の原因解明や治療法開発には、基礎研究から臨床研究までさまざまな分野の知見の蓄積が必要です。 今回、米国を中心に活動されている自閉症支援団体のメンバーをお呼びし、現在の自閉症研究に欠けているもの、そして、今後の自閉症研究に求められるものについてご講演いただき、ど ういった基礎研究や臨床研究が研究者に求められているのかを学ぶ機会を持てればと思います。 多くの皆様の参加をお待ちしております。
<司会> 東京大学医学部 岡部繁男(神経細胞生物学)・ 笠井清登(精神医学) <日時> 平成24年10月29日(月) 17時30分~19時00分 <場所> 伊藤謝恩ホール 東京大学本郷キャンパス 伊藤国際学術研究センター 地下2階
<講師紹介> アンディ・シー 博士(オーティズム・スピークス 科学研究部門 副代表) オーティズム・スピークスは、自閉症児をもつ祖父母によって2005年に設立され、その後いつくつかの自閉症支援団体が合併してできた、米国を拠点とする世界最大の自閉症支援団体です。自閉症の原因・予防・治療法研究に関する調査や自閉症の啓発活動に加えて、家族や当事者の支援、さらに、基礎研究から臨床研究までさまざまな研究の支援を行なっています。アンディ・シー博士は、オーティズム・スピークスが支援する研究プロジェクトの審査や評価にかかわっています。
<主催>東京大学 こころの発達と障害の教育研究コンソーシアム <共催>文部科学省 新学術領域研究「精神機能の自己制御理解にもとづく思春期の人間形成支援学」
<問合せ>こころの発達と障害の教育研究コンソーシアム事務局