応募書類は、各々のポジションで適任者が決まるまで受付けます。

【研究室の概要】私たちの研究室は、意思決定とその学習（特に、報酬関連の意思決定と社会的な意思決定）に関心を持っています。数理的アプローチの研究と、ヒトfMRI実験の研究を行っています。実験と理論の融合研究を促進、ニューラル・コーディングの理解に努めています。（参考：http://www.itn.brain.riken.jp/）

【職務内容】以下のテーマに関わる研究員を募集します。

1. ヒトfMRI実験研究：報酬関連または社会的な意思決定の研究。強化学習などの計算理論との融合を重視しています。なお、ディコーディングやコネクティビティなどの解析を取り込んだ研究や計算論的精神医学の研究への展開も考えています。
   
   
2. モデル研究：強化学習やベイジアンなどの数理やオンライン学習理論を土台とし、報酬関連または社会的な意思決定と学習の脳メカニズムのモデル化の研究。学習理論としては、表現学習と強化学習の関係またはモデルフリーとモデルベースドの学習の融合など。脳回路としては、大脳基底核や前頭葉の回路、または神経修飾物質関連回路など。
   
   
3. ニューラル・コーディング研究：神経細胞集団活動の情報処理を理解するために、情報理論などを土台にして、モデル化のみならずデータ解析手法の開発と実データ解析に重点をおく研究。(a) fMRI データ：ディコーディングやコネクティビティなどの解析、それらとモデルベースド解析の融合。(b)電極記録データ（サル・ラットなどの神経生理のデータ。実験研究室との共同研究）：たとえばサルのドーパミン神経細胞活動のデータを新たな強化学習の観点から解析、またはラットの大規模多電極同時記録データの解析。

当研究室のＨＰ（http://www.itn.brain.riken.jp/）のResearch, Positionのページをご確認下さい。

問い合わせは、E-mailでご連絡下さい。

理論統合脳科学研究チーム「研究員募集」　中原裕之
E-mail：

【着任時期】
採用後できるだけ早い時期に着任（応相談）または2014年4月着任。